心療内科豆知識ナビ

心療内科の治療方法

その他の治療法

米国で1950年代に発祥した交流分析は、人間関係の改善を通じて、心身共に健康な自己実現をはかることを目的とした心理療法の一つです。交流分析の基本的理論の一つに、一人の人間には親、大人、子ども、の3つの異なる心の状態が存在する、という考えがあります。

交流分析では、エゴグラムを活用して、どのような状況で、どの心の状態がリーダーシップを握っているかなど、自分のパターンを知り、相手のパターンを推察し、理解することで問題解決を図ったり、人とより円滑な関係を築いていくことを目指します。国内では東大式エゴグラムによってグラフ表示方法が考案されたことで、自己分析法として広く知られるようになりました。

芸術療法、作業療法は、言葉だけではなく作品や作業を通じて表現される心身の状態を含めて治療を進めます。活動内容は、描画、粘土細工、詩歌創作などの芸術的要素を帯びたものと、歌唱、替え歌、舞踊、ゲーム、工作などのレクリエーション的要素を帯びたものに大別されます。

仕事や趣味に集中すると症状を忘れていられる、カラオケでストレスを発散する、などは本治療と同じ意味を持ちます。作業療法の対象疾患は特に限定されていません。

心理的な要因が関係する疾患だけでなく、身体的疾患でも二次的に心理的問題が生じることが多いからです。作業療法的な係りは、感情の発散や内面理解を促進し、問題点の発見と対応の糸口を提供します。その過程で楽しみ、自信、生きがいの回復が認められ、治療の効果が現れます。