心療内科豆知識ナビ
心療内科の治療方法
心身症治療の基本
心身症は、心の問題で起きる身体の病気なので、原則的には身体に対する治療に加えて、心理面のケアや治療を併行して行います。心身症としての身体の病気は非常に多種多様で、また個別性が強く、各診療科にわたっています。
従って心身症の治療をどの診療科で受けるべきか迷うところですが、まずは心身症を専門的に扱う心療内科にかかるのが良いでしょう。身体の病気を扱う各診療科の医師が心身症も診られると良いのですが、現状では、そのような医師は、非常に少ないといわれています。
心身症で行う治療法は数多くあり、一般的には複数の治療法が組み合わされます。治療法の一つである薬物療法は、身体的な症状と併せて起こる不安や抑うつなどの精神的症状を取り除き、症状の悪循環を断ち切ることなどを目指します。特に、患者がストレスの多い緊張に満ちた状況にいる場合、薬物療法は心理的身体的な症状の緩和に大きく寄与します。
そのほか、心療内科で行う心理療法として保険診療の対象に認められているのは、面接による一般心理慮法、カウンセリング、催眠療法、自律訓練法、行動療法、バイオフィードバック療法、簡便型精神分析療法、交流分析、ゲシュタルト療法、生体エネルギー療法、絶食療法、森田療法、の12種類です。
心身症の治療では、まず身体的な症状に対する適切な治療によって苦痛を軽減することが大切です。その後に、発症や症状に影響している社会的要因に対する心理療法を進めます。心理療法が効果的に作用するかどうかは、ひとえに医師と患者の信頼関係にかかっていると言われています。